派遣会社は、原則としてマージン率などの情報を公開しなければならない
人材派遣会社は、法律(労働者派遣法第23条第5項)によって、事業所ごとにマージン率(ピンハネ、手数料)を関係者に情報提供しなければならないと決められています。ですので、ネット上でマージン率を公開している派遣会社が多いです。
・マージン率等の情報提供について
上の資料によると、マージン率の他に、派遣労働者の人数、派遣料金平均額、派遣労働者の賃金平均額などの情報も公開しなければいけないようです。
ちなみにマージン率は、以下の計算式です。
(派遣料金平均額 - 派遣労働者の賃金平均額) / 派遣料金平均額
マージン率の平均は、大体30%台前半ぐらいか
それで公開されているなら、マージン率(ピンハネ率)はどんなもんかと気になってネットで調べてみたんですが、派遣企業によってバラつきがありますが、大体20%半ばから30%後半って感じですね。
「企業名 マージン率 公開」、「企業名 労働者派遣法第23条第5項」みたいなキーワードで検索すれば、各派遣企業が公開している情報が出てきます。
例えば、大手の人材派遣企業のパソナやパーソルだと、以下のページに事業所ごとにマージン率などの情報を公開しています。
参考サイト
・パソナ、労働派遣事業に関わる情報提供
・パーソル、労働者派遣法に基づく派遣事業の情報公開について
プログラマやWebデザイナなら、フリーランスの方が良いのではと思う
派遣労働者は様々な業界や職種にいます。大きな分類で言うと、肉体労働、軽作業などのブルーカラーや、オフィス業務のホワイトカラーなどですね。
そして、プログラマやWeb制作を行うWebデザイナなどの高度スキルを持った派遣社員もいます。
プログラマの派遣社員の時給は、大手人材派遣のサイトで見ると、大体1000円台後半から2000円台ぐらいです。
2000円台という時給は派遣社員の中では高いかもしれませんが、プログラマとしてはかなり安いと思います。
そしてこれだったら、エージェント企業に営業活動を頼んで、フリーランスのプログラマをやった方が、全然高い収入が得られると思います。
フリーランスなんで、雑務を自分でやったり、交通費などの経費は自分もちだろうけど、正直、プログラマの経費なんてあまりかからないだろうし、勉強するためのプログラミング本とかは自分で経費精算できるなどのメリットもありますしね。
なにより、派遣企業の30%のマージン率と比較したら、フリーランスのエージェント企業のマージン率はかなり低いと思うので、やっぱり収入面を考慮したら、フリーランスの方が圧倒的に良いと思います。
もちろん、派遣企業のマージンからは福利厚生とかも支払われているんだろうけど、それを差し引いてもフリーランスの方が全然良いよねと。
あと、派遣社員のプログラマよりも、フリーランスのプログラマの方が高いスキルを求められるのはあると思います。これは、フリーランスがそれだけ高収入をもらっているんだから当然ですね。
それでも、派遣社員のプログラマやWebデザイナなどのWeb制作をやっていて、ある程度のスキルと実務経験があるなら、フリーランスでも十分いけると思うんですよね。それだったら、フリーランスをやらない手はないとも思います。
スキルが少し足りない派遣の人も、少し努力してスキルアップしてフリーランスになれば、大きく収入アップする可能性があると思うので、頑張ってみる価値はあると思うのです。
もしもプログラマやWebデザイナをやっている派遣社員の人で、フリーランスという選択肢を考えていなかったら、一度チャレンジしてみるのもいいのではと個人的には思います。ちゃんとしたスキルを持っている人なら、あまり自分のスキルを安売りしないでねって感じなのです。
参考サイト
・派遣エンジニアからフリーランスのITエンジニアに?両者の違いなど
・どれだけの実務経験があれば、フリーランスのITエンジニアとして働けるか?
・フリーランスのITエンジニアの初めてのエージェント選び
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