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プログラマのための化学入門

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物理学と化学

自然科学を何分類するかは流儀がいろいろある。

物理学、化学、生物学の3分類は一般的だ。
地学、天文学は主に物理学。
医学は主に生物学。
薬学は化学と生物学の両方。化学物質の生物への影響を研究するため。

工学系では、
土木、建築、電気、機械が物理学。
おお、工学部で仲の悪い連中は全部物理系なんだ。

それに比べて、化学系の仲の悪そうなのは、無機系と有機系。
有機系はどちらかと生命体を利用して生物に近い研究室もある。

土木、建築、電気、機械でも、化学材料を研究する研究室は化学出身者が多い。

化学入門 岩波新書 原 光雄

https://bookmeter.com/books/1410774

化学入門というよりは、化学の歴史という感じでしょうか。「化学を築いた人々」(中央公論社)が、続刊の位置づけにあるらしい。「有効的仮説必ずしも客観的真理ではない」 というのが、化学を勉強するときの敷居でしょうか。アヴォガドロ仮説では、水素と塩化水素のどう体積の中には、同数の分子が含まれているため、比重の値は、分子量を表す。 フロギストン仮説のような、現代からみると違和感のある仮説がある。運動仮説、物質仮説(熱素仮説)のように200年間論争になった仮説もあるとのこと。化学を学ぶ上での教養として有用。

プログラマは、いろんな分野の知識があるとよい。
1つでも、2つでも、3つでもよい。

お勧めなのは、音楽、無線。

自分が苦手だったのは化学と生物。

自分がいいかげんな人間だから、医療関係と原子力関係と軍事関係の仕事だけはしないようにと思った。

しかし、はっと気がつくと、卒業した研究室は原子炉の制御をするための現代制御理論の研究室だった。
工業規格の仕事をしていて、海外で一緒に仕事をするのは米軍関係者だったりする。
一番一生懸命やってきたHAZOPという安全分析の手法は医療関係で好評。

世の中に出て、自分はこういう仕事は避けようと思っても、避けられないことはあるもんだと思う。

工学部の電気科で、落雷試験で過去に死亡者がいると聞いて、50V以上の電圧の仕事にはつくまいと思った。現代制御理論の研究室なら理論だけで計算機を使うだけだと思ったのが間違いだったかもしれない。制御対象は原子炉。50Vとかいうやさしいものではない。

大学に原子炉がなかったので、電力網の制御に援用しようとしていた。それでも何万ボルトだったり。

普通に単位を取っていくと、電気主任技術者の資格がもらえてしまうので、丁寧に電力系の科目を外して取得することにした。

通信関係なら電力も高くないだろうと思って、第1級無線技術士、電気通信主任技術者の資格を取った。しかし、第1級無線技術士って、放送局で必要な資格で、50Vというような生易しい電力ではなかった。

IEEEなどで発表したり、IEEEとISO/IECで国際規格の制定の作業をしていたら、IEEE Softwareの編集者をされていた松原さんと一緒にIEEEで発表などをすることになった。
その後、安全系の会合でJAXAの片平さんにお会いした。片平さんも、松原さんが座長を務める会合で発表したことがあるとのこと。

そして、人工衛星などの打ち上げの失敗の原因として材料があることを教えてもらった。

そこから化学の勉強を始めた。

電気系の安全分析でも課題となるのは発火、爆発。その要因の一つは、過電圧、過電流、発熱だが、直接的な導火線は材料の安全性。よい材料を選んで入れば起こらないことばかりだったりする。

化学の勉強を始めた時に、上記の本を読んだ。

登場人物

本文人名年代事項場所
ピタゴラスギリシャ
プラトン-427ギリシャ
ガリレイ1564イタリア
ゾシモス300錬金術エジプト
川本幸民1861化学日本
アリストテレス-384純粋科学ギリシャ
ファント・ホップファント・ホップの法則
ルシャトリエルシャトリエの法則
ボイル・シャルルボイル・シャルルの法則
アボガドロアボガドロの仮説
40フランクリン
49ターレス-624ギリシャ
49アナクシマンドロス-541ギリシャ
49アナクシメネス-483ギリシャ
49ヘラクレイトス-543ギリシャ
49エンペドクレス-483ギリシャ
51アナクサゴラス-498ギリシャ
52レウキッポス
52デモクリトス-460原子仮説
54エピクロス-342
54ルクレティウス-96イタリア
アレクサンドロス
55プトレマイオス
58マホメット
65ダヴィンチ
65ミケランジェロ
65ラファエロ
65ルッター
65カルヴィン
65コロンブス
65コペルニクス
65パラケルスス1493
65アグリコラ
65ビリングッチオ
66フッカー
66ヴェルザ
67ビリングッチオ1480
68ガレノス
68アヴィケンナ
71ベーコン1561
73ヘッセンソ連
73ラボアジエ単体仮説
73ドルートン原子分子仮説
73ボルケナウドイツ
74ボイル1627イギリス
76ニコラスクサヌス1401

参考文献

本文著者名書名発行所発行年URL
原 光雄自然科学の階級性経営研究56号、大阪市立大学商学部
原 光雄自然科学の諸問題1954
64ティオフィルスさまざまな土芸についての処方書類https://www.amazon.co.jp/dp/4805502975/
67アグリコラ鉱山書
67ビリングッチオ火工術書

文書履歴(document history)

ver. 0.01 初稿 20201205 14:00
ver. 0.02 物理学と化学追記 20201205 15:00


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